2009年4月10日金曜日

ストックからフローへ

投資戦略ではなくWebコンテンツの話。

どこまでをストック、どこからをフローとみなすか、厳密な定義はともかく、ここ最近そのような傾向が強まっているように思える。

例えばRSSフィードをリーダーで未読管理して根こそぎ読むようなスタイルは時代遅れになってきているのではないかと感じることがある。
TumblrやTwitterのような流れてくる情報を眺めているのは確かに楽だ。まるでつけっぱなしのTVを見ているのと同じように。しかもreplyやreblogによってフローに介入・参加できる。

フローを眺めているだけではTVのザッピングと同じで網羅的な情報を得ることはできないが、そもそもフィードのソースがどこまで網羅しているか怪しいものだからたいした問題ではない。

フローの中では「この流れなら言える」的な気楽さがある。ただ、TVザッパーと同様にIQは低めに流れがちなので、それを意識していないと、感情が先だって簡単に洗脳されてしまう、ということもあるかもしれない。

例えば、2ちゃんねるのスレッドはストック的な性質があることによって多くの読者の目にさらされ、極端な意見は激しく批判を受けるという面はあると思う。そのため、簡単に洗脳される人も出てこないというか。
流れの速いスレッドが、フローなのかストックなのか判断をつけるのは難しいが読者がどのような読み方をしているかで変わってくるだろう。

また、TumblrやTwitterでは「本スレ」のような集約点がないので、まとめwikiや固有のサーチタグなどを利用しないと抗議デモみたいな動きは難しいんじゃないだろうか。

ああ、一つ忘れていたけど2ちゃんねるのような【匿名性】もないか。
2ちゃんねるに本当の匿名性があるのか、とかIDから先はどうなんだよ、という議論はとりあえず置いておくが。

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